研究・実験活動


これからのオフィスの姿を描く

コロナ禍の影響によって、そしてテクノロジーの発展にも促されて、働く場としてのオフィスはこれまでと同じではあり続けられないことが見えてきました。安全と健康をどう確保するかはもとより、オフィスという場所がどのような価値を提供できるのかという根本的な問いも避けて通れません。この大きな問題に対して私達なりの答えを出していくために、「これからのオフィスの姿を描く」プロジェクトを実施しました。設計やビジュアルデザインの豊富な経験を持つ株式会社ウムラウトのご協力をいただきました。

 

ウェルビーイング理論の実践

WELLに関連する製品・サービスの調査と試用 

WELL building Standardに沿って建築空間を設計・施工・運用するには、規格が求める要求事項を満たす製品やサービスが欠かせません。私達は、各プロジェクトが立地する国・地域で無理なく入手可能な、WELLの意図に適う製品・サービスを継続的に調査しており、その一部については自ら使ってみることを通じて有効性を確認しています。

 

環境測定 

WELL Building Standardは、建築空間におけるウェルビーイングを実現するために、空気質をはじめとする多様な環境要因を実測することを求めています。私達は、WELL Performance Verification Guidebookや他の関連資料も踏まえながら、空間の設計や運用に役立つ測定方法を研究しています。

 

ワークエンゲージメントの実地研究

職場におけるワークエンゲージメントをモニタリング・分析するための枠組みを社内外でテストし、有効性の検証と改善を行っています。それぞれの組織や働き手が置かれたコンテクストを捉えるために、定性的なデータを丁寧に分析し、定量的分析と組み合わせるアプローチを採用しています。

 


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明日のオフィスの姿を模索する A quest for shapes of tomorrow's office
OFFICEideas_2021_0217_fix.pdf
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